台風19号の被害は大丈夫でしたか?


 先日の台風19号で、私のお客様でも被災された方がいらっしゃいました。心よりお見舞い申し上げます。

 

 さて、お問い合わせの中で多かったのが、①雨漏り被害 ②家財の浸水 ③損害賠償 この3点です。詳細は、ケースバイケースの場合がありますので、情報を鵜呑みにせず、お客様の実態に合ったアドバイスができると思いますので、すぐにご相談ください。

 

 まず、①雨漏り被害についてですが、結論から言いますと、雨漏りの原因があきらかに台風の風と雨によるものか、風で何かが飛んできて建物に当たり、損害を受けた結果、雨漏りが始まったとか、瓦が飛ばされ、雨漏りが始まったですとか、何らかの物的な損害を受けた結果として雨漏りが始まった場合は、保険の対象ですが、そうでない場合、老朽化や横殴りの雨による吹き込みだけの場合は、保険の対象外となってしまいます。ですので、専門家にしっかりと屋根や外壁を見てもらって、雨漏りの原因箇所を特定できるようにしてもらいたいと思います。

 

 また、②家財の浸水被害についてですが、基本的に、火災や落雷、盗難などで家財に被害があった場合は、被害品のリストを作成し、品名、購入時期、購入金額など申告をいただくことになっていますが、浸水被害による場合は、被害品のリストを作成するのが多数にわたり困難と判断された場合、簡易的に損害額を査定する方針の保険会社もあるようですので、ご自身のご加入の保険会社に相談されることをお勧めいたします。

 

 最後に、③損害賠償についてですが、強風で隣の家の庭にあった物が飛んできて、ご自分の家の建物に当たりガラスが割れたなどの被害については、基本的に損害賠償請求が困難と考えられます。したがって、ご自分のご加入の火災保険で修理費用を請求するようになさってください。逆に、ご自分の所有物が飛ばされ、隣の家に当たってしまった場合も同様ではありますが、ご近所との関係が悪化しないよう、事前に飛ばされないように何らかの対策をしておくことが求められるのは言うまでもないことかもしれません。

 

 以上、3点が今回の台風19号の際のお問い合わせで多かった点ですが、何かご質問などございましたら、お気軽にお問合せください。